主訴は後鼻漏と咳です。
Bスポットを十数回受けてきたそうです。それで「多少良くなったが・・・」ということで来院されました。
初回治療後、咳が半分くらいに減りました。
しかし、その後何度か試みても、確かに取り切れないものがあります。
そこで精神緊張を下げるような治療の割合を増やしたところ、とても調子がよくなりました。
この方の場合、上咽頭に原因があるのではなく、原因は他にあったという訳です。
その影響の「場」が上咽頭というだけで、上咽頭炎は結果でしかなかった。
ややこしいのですが、眼に見えるものばかりを追っているとそこが見えません。この辺の因果関係の混同はよくあります。
毎回、初見で見破れればいいのですが、治療を重ねていく中で見えてくることもあります。
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