2026.01.15 09:08鼻の際がかゆい食事を摂ると、後でたまらなく鼻の中が痒くなるそうです。鼻のあなの際のあたりが相当痒くなるのだそうですが、人前ではあまりかけないところです。手の太陰肺経を調べていくと、指の節と節のあいだに正式には存在しない場所にツボがありました。ここに鍼をあててみると、鼻がスッと通ったそうなので、それで施術は終わりにしましたが、翌週にはこの症状は落ち着いていました。あまり聴かない訴えですが、こんなこともしています。
2026.01.08 09:06肺がザリザリする「息をすると肺がザリザリする」そうで、呼吸器科で抗生剤を処方されています。わたしが診てみると少陽病でした。胸には微かに邪気がありますが、肺ではなくもっと浅い所にあるようです。鍼がよく効く人のようで、2回ほどの治療で肺のザリザリ感がでなくなりました。結局、そのザリザリ感がおこるメカニズムは不明なままでしたが、そんなこととはお構いなしに治療ができる東洋医学はやはり面白いです。さて。いよいよ、2026年が始まり、今夜は傷寒論輪読会の日です。毎月2回、鍼灸師を対象に古典の解説をしています。私自身もここからさらに飛躍できるよう精進していく所存です。本年も宜しくお願い致します。
2025.12.18 01:07歯肉炎に大腸経歯肉炎に大腸経と見栄を切ったものの、胃経でも腎経でも脾経でもどこでいいのです。その人、その時にあったつぼがあります。自分自身の話ですが、歯に少し不安があります。たまに奥歯がしみる感じがあり、歯磨きをしてもすこし痛い。歯科医師さんによれば「エナメル層が削れたり溶けたりして奥に染みる」のだそうです。そして、一度削れたものはもう戻りませんというお話にがっかりしました。ところが、こういう時に鍼をすると、この不快感が減るのです。前述のとおりどこでもいいとはいいませんが、その人に合った必要なところに鍼なりお灸をすればいい。それで、エナメル層が復活する訳ではないにせよ、歯肉の不快感は減るというのは不思議な現象です。同時に「染みる」という現象はエナメル層の問題だけでも...
2025.12.11 00:52ないはずの神経が痛む歯痛のため、神経を抜いて頂いたそうです。ですが「抜いたはずの歯が痛む」という。正確にいうと抜いたのは神経なのですが。とにかく歯が痛いそう。最後に蓋をかぶせないといけないそうなのですが、それも痛い。それで蓋が開いたまま放置しているそうです。緑内障が主訴で来られていた方で、眼圧が大分下がり落ち着いたということで、歯の治療をしました。目だけでなく、歯も悪い。鼻も悪いし、なんなら耳鳴りもする。顔面が不調だらけで大変です。歯の治療もして差し上げたのですが、大分良い。治療自体も5分もかかりません。まだ、ビビりながら噛んでいるようですが、その程度の治療で十分痛みが取れていく。最終的に、痛みを拾っているのは神経ではあると思いますが、取ったはずの、ないはずの神経が痛むと...
2025.12.04 00:52ゴマ粒で電撃痛ゴマ粒やクルミなどを噛むと、歯に電撃痛が起こる。つぶつぶを噛み砕いた時に起こる「カチン」という振動が痛いみたいですが、噛むこと自体は大丈夫。ただ、その振動が怖くて噛めない。半年ほど歯科さんで診てもらい、最終的には歯と神経を抜いた。しかし、、、、という、よくある話です。痛みは主観的なものなので、メンタル問題を疑われた。実際、メンタル面の割合が多い人はいます。ただ、メンタル面の割合が少なく、別問題であることもあります。神経はすでにないはず。それなのになぜか痛む。幻肢痛とは事故などで失くした腕や足が痛むものなのですが、それに通じるものがあります。2回位で痛みは取れてしまったのですが、こういう方は多いです。こういう時に決まって私がやるのが柳谷素霊先生の一本鍼な...
2025.11.13 07:42胸郭出口症候群の細絡胸郭出口症候群の男性で、鎖骨上に細絡らしき黒ズミから刺絡をしたら劇的によくなったという話です。前斜角筋と中斜角筋の間から腕神経叢と鎖骨下動脈が通る領域です。この辺に細絡を見るのはめずらしい気がします。でも、よくみていると喉元自体が全体的に薄っすらと赤黒く鬱血してみえる人は割といることに気が付きました。こういうことはMRIにもCTにも映りませんし、理学検査で突き止められるようなものではありません。
2025.10.09 07:38ゴムみたいな春雨が出た慢性上咽頭炎という病名でお越しの方です。何度目かの治療のあと、今までにない「ゴムみたいな春雨状の痰」がでたそうです。その後から鼻・のどの不快症状が明らかに減ったため、関連があったと言えそうです。こういうことはままあります。上咽頭炎という名はともかく、あらゆる慢性疾患の場合は前提として、生命力全体が弱っていることがよくあります。免疫力とイコールではありません。そういう人はまず命の根っこみたいなところを立て直すところからやるほかありません。そこが回復してくると、ようやく病の本体に届くようになります。そうして気が通り始めると、鍼も効きやすくなる、薬も効きやすくなります。なので回復までには段階があり、一回で治るとかそういうことはありません。一回とか数回で治るよ...
2025.09.17 01:20眼圧が急に上がってしまった血の消耗による目の不調は多いのですが、視点を変えて臓腑経絡説からすると足の厥陰肝経と関連が深いという事もできます。しかし、すべての目の不調がこれで説明がつくかというとそうではなく、ただ単に風寒の邪に傷られただけという場合もあります。緑内障が急激に進行したという方がおられました。元々、眼圧が高めだったものの、なぜかこの2週間で急激に悪化。原因はよくわからないという。しかし、必ずなにかあったはずです。ただ、その何かがわかりません。東洋医学の視点がないからです。東洋医学的な視点でみたらある程度の目星がついたりすることはよくあります。この方の場合は、夏特有の要素。エアコンによる冷えが目の深い場所に影響したといえました。「そんな事で目に影響するはずがない」という...
2025.09.10 02:35眩しすぎて目が辛い前回述べた羞明ですが、意外と多くの方が悩まれています。「太陽の日差しが辛い」「スマホなどの液晶画面が辛い」様々なバリエーションがあります。産後に目が悪くなったという人も少なくありませんが、産後は血を消耗するのでやはり、目にきやすい。こういう人はなかなか一朝一夕に完全回復とはいきませんが、丁寧に血を補い続けるとやはり耐久性が上がります。目が疲れにくくなり、抜毛も減ります。お子さんに「お顔が5歳若返った」などと言われたママさんもいます(美容鍼みたく顔に鍼を打ったりはしていないのに、です)。これを応用すると網膜色素変性症などにも良く、喜ばれます。アトピーにもいい。
2025.09.04 01:30アイスラッガーを着けられたみたいだ夏、気温が上がってくると仕事がままならない。夏は辛いんだという男性がいました。どのように辛くなってくるのかというと、「まるで頭にアイスラッガーをつけられたみたいに辛いんだ」とのこと。ウルトラセブンのアイスラッガーは知っていますが、よく分からない症状です。なになに・・・と詳しくお話を伺うと、目の辺りから重く渋る感じになってきて、目を開けていられなくなるらしい。専門用語ではこれを「羞明」といいます。夕日が見れないとか、白壁が辛いとか、バリエーションは多彩です。この男性は夏の暑さ自体に弱いというよりも、夏の日差しがダメだということです。こういう人は基本的に血を消耗しているので、その辺をうまく補ってあげると耐久性が上がります。
2024.04.25 00:39無菌性膀胱炎結構多いお悩みです。なんの炎症反応もなく、単なる頻尿くらいの症状なのにこういわれている人がいます。診てみると足の厥陰肝経の変動でした。胃経、腎経へと反応は移り、最終的には仙骨に集約されていきました。こうやって見てみると、経絡は必ずしも理論通りの一本の線として連なっている訳ではない事がわかります。