2024.11.08 08:08博多発‼ バリカタ入浴法‼ バリカタとは言わずと知れたラーメンの麺の茹で加減のことです。柔らかめ、普通、カタ(硬め)、そしてバリカタがあります。 この入浴法を取り入れることで疲労感、抜毛白髪、咳、関節のこわばり、神経痛が減った方。視力が回復した方もいます。健康のベースとなるところに影響するので、あらゆる不調に好影響を与える可能性があります。 今回、提唱するバリカタ入浴法とは2015年頃に私が考案し命名しました。 現状では入浴は長く入る事だけが正解という風潮になっています。たしかに長湯するメリットはありますが、実は誰にでも合うわけではありません。むしろ入り過ぎている人もいます。バリカタ入浴法には、思っているよりも、かなり早く上がっていいという意図が込められています。 人によって、...
2024.09.27 02:55首を温めると良い?Q.小豆のパックなどで首の裏を保温するのはいいですか?A.ちょくちょく受けるご質問なのでお答えします。胸椎1番~3番辺りが冷えている人は多く、そういう方にとってはいいケアだと思います。上手くやれれば鼻腔粘膜にもよい影響を与えられるでしょうし、秋の寝冷えで鼻水・くしゃみをしている方にもよいでしょう。ただ、そのあたりには問題が全くない人もいますので、そういう方が試してみても効果は薄いはずです。また、冷えが深くに入るとそれくらいの刺激では足りないかもしれません。病にはその時々の状態と段階があり、そこを無視しても効率が悪いです。また、どんなケアであっても、その人の状態にもよるので、少しでも具合が悪いようでしたら中止してください。
2024.09.19 00:165分でいい― 全力で休もう!電話が鳴っても出ない。声をかけられても応えない。地震が来ても逃げない(そのくらいの気持ちで何もしない)ただ、息を吸って、吐く。それだけ。昨日の事は忘れ、明日の事も考えない。全力で「いま」に集中。何も見ない、聞かない、考えない。夢や希望、恨みつらみも忘れ、「この後、冷蔵庫の残りでなに作ろうか」とかも考えないように注意!逆に言えば、そのくらい私たちの意識は外的なモノの影響を受けたり、支配を受けています。それを意図的に断っていくことが現代人には必要です。OFFのために南の島に行く必要はありません。いまここで、全力で「OFF」してみましょう。本当に脳内がOFF化すると、その時間がたとえ5分であったとしても超回復します。以下、その時の姿勢と呼吸について説明します...
2024.08.28 00:07思考停止系で行こう現代人は頭を使い過ぎています。頭脳よりも肉体を使う割合が多ければ、人は大体元気でいられます。じっと座って精神活動だけに身を置けば、脳内疲労だけが増しますが、身体を動かせば頭は空っぽになり、お腹は動いて、食欲が沸いてきます。人間は本来からだを動かすようにできています。大人になると木登りしたり、かけっこしたり、匍蔔前進してかくれんぼしたりしません。全力で石を投げることも、助走を付けて川に飛び込むこともありません。木登りして大声なんてだしたら通報されかねない。代わりに都会で暮らす大人の多くは、姿勢を正して、PCの前でじっと動かず、目と脳だけを働かせています。考えすぎたり悩むことで、血液は頭に集まり内臓の働きは低下します。そういう人のお腹には特徴があるので、腹...
2024.08.21 00:43つば?それとも霊薬⁉ひとつ無料の健康法をお教えします。それは「つばをのむ」ということです。つばを口内で集めて、ビー玉くらいの大きさにしてのみこみます。毎食後、2、3回やれるといいでしょう。つばが湧いてこない場合は、歯をカチカチ噛み合わせたり、舌先を動かして歯の隙間を舐めまわしたりすると沸いてきます。叩歯ともいい、歯の養生方法としても知られていましたが、その際に湧いてくるつばを飲み込むというのがポイントです。いつでもどこでもできる方法ですが、人前でやると気持ち悪がられるので気をつけてください。これは消化吸収を助けるため、耳鼻咽喉や消化器に疾患がある方に良いだけでなく、万病に効があります。そのため「つば」ではなく、体を癒す霊薬であるとして、道教における神仙道や養生論などでは「...
2024.04.27 06:43しばらく休みますいつも探花逢源をご覧いただきありがとうございます。新たな試みとして運用開始したのが2022年8月なので、はや1年8カ月が経過していました。忙しい合間に続けていくのは大変ではありますが、書いているなかで新たな発見や気づきがあったり、それなりに有意義な時間ではありました。とはいえ、狙いと目的をもって始めたことです。当初の目的には叶わず、思った程の効果は得られていないことは残念なことです。そのため運用を見直すことにしました。楽しみにして下さっていた方には申し訳ありません。たまに思い出したように書き出すことはあると思います。いろいろとやることが多く力が分散していたので、しばらくの間、日々の治療に専念します。
2024.04.25 00:55お米は好きですか?Aさん曰く、補中益気湯、健脾散が合わない。そして、米を多く食べると胃が逆流するという。このことは非常に勉強になりました。Aさんにとって、これらはある点で共通した問題があります。わたしは薬膳には詳しくないので『食材効能大辞典』を頼りに言えば、米には補虚・散寒作用があるそうです。「お米を食べると元気が出る」という人がいますが、それは補虚として働いているといえます。確かにこういう人は虚している人に多いです。私自身はお米を食べて元気になった記憶はあまりない・・・。気が停滞しすく実的な傾向がある人が米を食べすぎるとお腹が張り、酷いと逆流してしまう。Aさんは実的な傾向があったといえます。だから補中益気湯も効かないのも当然です。でも外から見るとどこか弱弱しく虚してい...
2024.04.25 00:39無菌性膀胱炎結構多いお悩みです。なんの炎症反応もなく、単なる頻尿くらいの症状なのにこういわれている人がいます。診てみると足の厥陰肝経の変動でした。胃経、腎経へと反応は移り、最終的には仙骨に集約されていきました。こうやって見てみると、経絡は必ずしも理論通りの一本の線として連なっている訳ではない事がわかります。
2024.04.20 00:49急性低音障害型感音難聴2何度聞いても、お経みたな名称です。字面だけを見ていると気が重くなるような感じがします。突発性難聴よりは軽症という扱いであり、これまで治療させて頂いた限りにおいては、確かに鍼も効きやすい気がします。ただ、長期化して苦しんでいる方もおられるようでやはり色々なのでしょう。時間が経てばよくなるものもあるけど、時間が経ってもよくならないものもある。そんな人に鍼はいいと思います。
2024.04.16 00:15憑き物に甘草瀉心湯『金匱要略』百合狐惑陰陽毒病脈証第三ここに狐惑の病について記述があります。狐惑の"狐"とは陰部にできた潰瘍を、"惑"とは喉にできた潰瘍のことを言い、症状としてはある種の精神異常を起こす病だと言われています。粘膜のただれなどという点でいえばベーチェット病のようなものにあたるのではと成書にはあります。夜中に起きて舞を舞う。それがまた気味が悪いくらい上手く踊るのだという。このままでは嫁にやることができないから、どうにか治してほしい。そうして、そんな娘を甘草瀉心湯で治したという話があります。甘草瀉心湯は基本的には消化器系の症状に使う薬方ということになっていますがこのような例に応用できると言うのが面白い。初めて読んだ当時は「そんなこともあるんだな」くらいで受けて...
2024.04.10 23:55コロナ後の吐き気新型コロナ感染後から吐き気がするようになったという学生。気持ちが悪くて、昼からでないと登校できない。食べられない。心療内科にもかかっているそうですが、思わしくない。そうこうしているうちに体力も落ちてしまった。思春期の子たちの後遺症の場合、なかなかうまくいかない事があります。肉体的な問題がなくなっても登校できない。この方の場合はうまく行き、大分回復してきました。修学旅行も無事に行けたそうで喜ばしい。
2024.04.06 00:25顔面内のコリ中封穴のあたりに生きたツボがあったので引き針をしていたら、顎が開くようになりました。狙ってやったわけではないので偶然です。他の目的がやっていたのに、ついでによくなったという話。とはいえ、「わっ!」とビックリするぐらい大きく開いたので患者さんも大いに驚き、私も面白かったのですが、でもなにが本当に面白いって中封穴、足の厥陰肝経は顎には行っていないことです。『霊枢』には経脈の走行と病証が述べられており、それを大きなよりどころの一つとして鍼灸学は成り立っていますが、その根拠が甚だ疑わしく不十分です。まぁそんなものだろうとぼんやり考えもしましたが、思い返してみるとおそらく肝経は咽頭部や頬裏といった顔面内に響いていく事がよくあるのでその辺に効いたのでしょう。顔面の...