5.指先の荒れと鼻腔粘膜

指先のはなし5です。

9月になり涼しい日が増えたせいか、お肌のトラブルが増えています。

特に指先が荒れるといいます。ささくれるのもそうです。外感病の変形として出ていたりします。


それもすべての指が荒れる訳ではなく、中指だけ、薬指だけとさまざまです。

元々の弱点に現れやすいようです。


指を動かしてみても少しぎこちない。

照海(KI6)のあたりに鍼をすると手指が動かしやすくなったそうです。

おもしろい現象です。

この照海(KI6)の辺は耳鼻咽喉科の反応もよく出るところです。

鼻や喉が悪くなると指先に限らず、肌が荒れるというケースはよくあります。

足指には問題が少ないのは、靴下による保温・保湿のお陰かもしれません。

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逆に喉の治療をしていたら指先がよくなったケースもあります。

先日、慢性上咽頭炎で治療中の女性が施術中「そういえば」といい、爪の黒い縦線が消えたと教えてくれました。 また、爪が欠けにくくなったそうです。

爪が良くなるということは物質的な変化が起きたといえます。なので、よくなると実感できるまで時間がかかります。ですから通常は、それまでになんらかの体調改善が起きています。この方の爪の話も「慢性疲労が改善された」という会話の中での一幕でした。

写真を撮っておけばよかったぜ。。

探花逢源

福岡県福岡市 誠花堂院長のブログ