塩梅が難しい

アトピー性皮膚炎で治療中の方です。

初診時には必ず今飲んでいるお薬を確認するのですが、処方されている漢方が攻めすぎなのが気になっていました。


攻めねばならないところは攻めるべきなのですが、攻めすぎると消耗するのです。

それで私は消耗を回復するような治療をこころがけました。

そうするとすごく調子が良い。


それでお薬を飲み忘れる日が続いた時、ふと体調が良いことに気付いたそうです。

思い切って飲むのを止めてしまったら抜毛も減り、睡眠もよくなってしまった。


素晴らしい処方で、過去には合っていた時期もあるのでしょうが今はそうではなかった。証は変わっていくものなのでその都度合わせた方法が必要です。


漢方を的中させるというのは本当に難しいことなのです。

的中させ続けるのはプロ中のプロでも容易ではないということです。

難治性の場合はとくにそうです。

探花逢源

福岡県福岡市 誠花堂院長のブログ