鍼がにきび痕に効く理由としては色々言われています。
にきびの周りにわずかな傷をつける(創傷)ことで、細胞再生が促され、瘢痕も吸収されやすくなります。細菌感染がある場合は免疫反応を助けることで回復が早まります。
まぁ、それで消せるのであればなんとでも言えるところです。
消えなければなんの意味もない。
陽気の行りが悪かったり、毒が多かったりすると、瘢痕がなかなか消えません。数年経っても消えないニキビが火鍼を始めてから消えはじめたりするのは面白い現象です。
臓腑経絡にある寒と毒が、新たな肌肉の再生を阻んでいると言えます。瘀血があると新血は生まれないとは唐容川の言葉ですがまさにそうと言えます。
とはいえ、火鍼や刺絡という方法が最重要なのではありません。
課題に言いすぎたかもしれません。
精神的な緊張がメインの人もいます。
虚が強い人もいます。
色々あって消えないにきびに対しては、その背景、体質を考慮しないといけません。
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