2023.06.03 00:34ワクチン接種後に肩痛いよくある問合せです。徒手検査をしたあと、経絡的な問題を調べると肺経、大腸経の深層に問題がありました。散鍼すると大分動きがいいそうです。寒湿痺の様相もあるので火鍼を使うとなお良いという。これだけで可動域も大分改善しました。
2023.03.25 00:50お腹のできもの長年ずっと、おへその横に古いニキビの痕があり、黒ずみが消えなかったそうなのですが、大分薄くなってきたと報告を受けました。拝見させて頂くと、確かに薄くなっています。いちいち、写真を撮ったりはしていないのでお見せはできませんが、こういったできものの痕は治療するごとに段々薄くなっていきます。針だけでも十分消えていきますが、火鍼の方が早いので、よく火鍼を使います。手術痕にもよく使いますが、癒着が柔らかくなり、酷い手術痕であっても薄くなっていきます。妊娠線にはまだやったことがありませんが、妊娠線にもいいかもしれません。
2023.03.03 02:59腱板断裂というが左肩が挙がらないそうです。五十肩と思い整形外科へ行ったところ、腱板の部分断裂とのこと。ペインフルアーク陽性。肩の外転・外旋ができません。触診してみると棘上筋、三角筋には異常な緊張と圧痛があります。そのまま刺鍼してみたもののその日は効果がありませんでした。もうすこし見直してみたところ、手の太陽小腸経の方が問題でした。小腸兪を押してみるとこたえるものがある。小腸経の治療と火鍼を使いました。全然、腱板と関係がない場所です。しかし、これで腕が挙がるようになったという事実が面白いです。腱板断裂はMRI的には存在はするものの、肩が挙がらない理由ではなかったということになります。病名に引きづられて治療をしてはいけない。改めていい教訓になりました。
2023.01.19 01:40帯状疱疹と纏腰火丹帯状疱疹は西洋医学における病名です。西洋医学誕生前からも帯状疱疹はこの世に存在してます。中国医学においては別の名で記録がありました。調べたところ「纏腰火丹(てんようかたん)」というそうです。『漢方用語大辞典』によれば蛇串瘡(だかんそう)、蛇丹(だたん)、火帯瘡(かたいそう)という別名もみえます。同書には心肝経の火邪湿毒が凝結、または肺脾の湿熱によっておこると説明しており、たしかに灼熱感を伴う疼痛の性状、水疱の存在からも火や熱、湿のイメージはうなずけるものがあります。***普通に鍼をしてもいいですが、わたしは火鍼をよく使います。熱証に対して「お灸は厳禁」ということになっていますが使いようです。上手く使えば、火をもって火を制することもできます。
2023.01.18 01:25帯状疱疹右の肋骨に痛み、かゆみ、麻痺が出ています。右腕前腕では少陽三焦経、少陰心経から心包経に変動が現れていました。火鍼で治療。痛みは直後から減少しました。ちなみに帯状疱疹は免疫力の低下から起こるとよくいいますが、本当にそうなのか常々疑問です。
2023.01.17 00:39ゲームやりすぎ 親指痛主訴:右親指が痛い(母指CM関節症)本人がいうには「毎日ゲームで連打しまくっている」のが原因らしい。触診してみると、確かに右母指の周りには左に比べて張りがあり、母指対立筋、母指内転筋と合谷(LI4)の辺りを押さえても痛気持ちいいという。もう少し探っていくと、少し離れた右三角筋前部、右上腕二頭筋にも張りがあります。さらに、なぜか左胸の奥から頚椎C6の辺りにもっとも強い異常がありました。首の反応が取れると、指の痛みと違和感が軽減しました。
2022.12.17 01:45消えないにきび鍼がにきび痕に効く理由としては色々言われています。にきびの周りにわずかな傷をつける(創傷)ことで、細胞再生が促され、瘢痕も吸収されやすくなります。細菌感染がある場合は免疫反応を助けることで回復が早まります。まぁ、それで消せるのであればなんとでも言えるところです。消えなければなんの意味もない。陽気の行りが悪かったり、毒が多かったりすると、瘢痕がなかなか消えません。数年経っても消えないニキビが火鍼を始めてから消えはじめたりするのは面白い現象です。臓腑経絡にある寒と毒が、新たな肌肉の再生を阻んでいると言えます。瘀血があると新血は生まれないとは唐容川の言葉ですがまさにそうと言えます。とはいえ、火鍼や刺絡という方法が最重要なのではありません。課題に言いすぎたかも...
2022.12.15 03:05腰回りのにきび腰回りの痤瘡。にきびです。腰回りに広がっています。瘢痕となって黒く色素沈着した感じもあります。瘀血・食毒の存在が伺われます。脂っこい食物や甘い物、濃い味付けが好きな人が多いです。婦人科が関連している場合もよくあります。普通の刺鍼でも有効ですが、刺絡や火鍼はよく適応します。