けいれん性発生障害2

続きです。

けいれん性発生障害とは、声帯に異常緊張が起こるために生じると考えられており、ボトックス注射(緊張緩和させる)を打ったり、手術が行われるようです。

ただ、注目すべきはなぜ緊張が起こるのかということ。緊張はたんなる結果であって原因ではありません。ですが、緊張する原因が不明なのです。

中枢神経系の制御に問題がある場合が指摘されていますが、「ちからが抜けない」という訴えも代表的な症状の一つです。自分で自分の体のコントロールができない。

まだ一例見ただけ、という前提でですが、臨床的には食いしばりや歯ぎしりとも関連が深い、似通ったものを感じます。原因不明で決定的な治療法もないという点でも近しい。

東洋医学的には、瘀血・血虚・心神の問題がベースにある点でも同じもののようにも見えます。

”声”は、わたしが探求したいテーマ100選(多すぎる!)のひとつです。

探花逢源

福岡県福岡市 誠花堂院長のブログ