2023.03.31 00:23腰痛。ほとんど動かせない学校の先生です。ものすごい猫背で座っています。腰が痛いそうで、からだを後ろにそることがほとんどできません。せいぜい5℃くらいしか動かなかったので相当酷いのですが、腰に触れてみるとほとんどなんの反応もありませんでした。腰は悪くないという事です。膀胱経と腎経の調整すると後ろにそれるようになりました。
2023.03.30 00:19*更新頻度を減らします*いつも探花逢源を見て頂きありがとうございます。実は今年の6月に東京定例会があり、新型コロナ後遺症についての話をしようとアイデアを練っています。あがり症でシャイなので(どこが笑)、いまからガチガチふるえてます。ただ資料作りが難航していまして、そのために4月からしばらくこちらの更新ペースを落とします。
2023.03.29 03:36感覚のシーソー現象3感覚に左右差があることがあるという話の続きです。手や指先だけではなく、頭や背中の感覚をチェックすると、かなりの左右差があったりします。さらに角度を変えてみると、”上下の差”がある場合もあります。上半身の過敏さを”下”で治療することもあります。けいれん性の疾患は中医学では血虚や陰虚による内風としてとらえたりしますが、曲泉穴や血海穴など、基本的にはへそから下で治しているのではないかと思います。私はお腹で治療することが多いですが、それで実際に痙攣が減ったりします。このように上下でのシーソー現象も当然ありますが、もっといえば表裏関係でも存在します。そしてそれらを一体のものとして捉えていくのです。
2023.03.28 02:25感覚のシーソー現象2体の半分だけ敏感。または半分だけ鈍感になっていたり。こういったことはよくあります。例えば右半身は敏感なのに、左半身は鈍いとか、その逆もあります。右だけ耳鳴りがするとか、左耳だけ聞こえが悪いという場合があります。両方悪い場合もありますが、そういうケースは除外して話しています。左耳の聞こえの悪さが、右半身の過敏さが取れてることで平衡になっていくということがあります。面白い現象です。悪い所だけを見ていても治らない病気があるということです。「左耳だけに鍼をしてくれ」というようなリクエストをする片が稀にいますが、それがいかに愚かなことか理解されると思います。余裕がない時はやきもきするでしょうから、気持ちは分かります。
2023.03.25 00:50お腹のできもの長年ずっと、おへその横に古いニキビの痕があり、黒ずみが消えなかったそうなのですが、大分薄くなってきたと報告を受けました。拝見させて頂くと、確かに薄くなっています。いちいち、写真を撮ったりはしていないのでお見せはできませんが、こういったできものの痕は治療するごとに段々薄くなっていきます。針だけでも十分消えていきますが、火鍼の方が早いので、よく火鍼を使います。手術痕にもよく使いますが、癒着が柔らかくなり、酷い手術痕であっても薄くなっていきます。妊娠線にはまだやったことがありませんが、妊娠線にもいいかもしれません。
2023.03.24 03:06セキがでる昨年の11月頃から咳がとまらないという5歳の女の子。お母さんがまずは治療を受けられており、大分元気になってきたので今度は娘さんを連れてこられました。セキの音はその出所によって全然違います。訓練すれば、一度聴けば大体どのあたりが悪いのか判断ができるようになります。この子の場合は喉の上の方、顎の下の境目あたりから出ています。触診してみると天容穴、翳風穴のあたりに反応が出ていました。少陽病からこじれたままになっており、なかなか抜けにくいだろうということが予想できます。
2023.03.23 00:31「疲労」と「疲労感」”疲労感”は「もう休め」というアラームです。朝、アラームを消し続けたら仕事に、学校に遅刻します。先日『ヒューマニエンス』という番組を見ていました。元ハードラーの為末大さんにご自身の疲労感を点数化してもらうという場面があったのですが、ご自身が感じているよりも実際の疲れは強かったという結果でした。「疲労感」と実際の「疲労」の度合いは別で、私たちの実際の疲労度は思っているよりも高いという。トップアスリートであってもそのようなズレがあるという点が驚きでしたが、もしかしたらそもそも日本人全体がそうなのかもしれません。基本勤勉なので。日本人は世界的に見ても働きすぎのようです。疲労回復にはビタミンB1が大切だとよくいわれます。お酒を飲むとビタミンB1を大量に消費する...
2023.03.22 00:45五苓散医者先日の番組で「天気痛には五苓散」という話が紹介されていました。確かに近年、天気痛のある患者に五苓散が処方されているのを見かけます。確かに五苓散は水毒をさばく薬なので適応することが多いでしょう。しかし、水毒証に使う薬など山ほどありますので合わない、効かないこともありえます。五苓散でよくなる天気痛ばかりではないということです。本当はバリエーションが複数あります。なので全員同じ処方という方が本来不自然です。実際、五苓散で良くならない人がちょくちょく誠花堂にお越しになっています。馬鹿の一つ覚えの様に風邪と見たら誰でも彼でも葛根湯を処方する”薮”医者を”葛根湯医者”というのですが、今後は”五苓散医者”という言葉も後世に残るかもしれません。こういう大雑把な処方で救...
2023.03.20 23:50『東洋医学ホントのチカラ』を見てNHKで『東洋医学ホントのチカラ』という番組を見ました。番組自体よりも、”大学病院にお勤めで博士号を持つ”方々ばかりが登場するという構成が、もっとも印象に残りました。改めて自分の立ち位置が確認できたからです。博士号を持たなくとも、大学病院にお勤めでなくても、優れた鍼灸師は市井にたくさんいます。雑誌に投稿される研究論文や症例報告は私もよく読みますが、優れたものがたくさんあります。一般向けに話ができる人もいる気がするのですが。。「鍼灸がテレビで注目された」と喜べるほど純粋でもなく、諦観と呼ぶほどの悟りもなく、嫉妬と呼ぶには枯れ過ぎています。微妙なこころの温度で番組を見ていました。彼らのような医師が私たちを代表して下さっているとも言えますが結局、鍼・灸の専門...
2023.03.18 00:30コロナ後から頭痛2月初頭に新型コロナになり、それ以来2週間が過ぎても頭痛がずっと続いている。小学生の男の子です。確かに側頭部に反応が強く出ていました。それ以外に目立った所見はなく、それほど深くには入っていなそうです。テイシンを使って、5分ほど治療しました。テイシンは刺さらないので、刺激に敏感な人や、子どもによく使います。翌週。お母様が治療に来られた時の話では、それ以来頭痛は収まってしまったそうです。
2023.03.17 06:07複視に頭針バセドウ眼症で複視がある方です。頭針をするとよく効くようで、即座に眼球の動きがよくなります。外転神経(Ⅵ)に相当するエリアが頭部にあるので、そこを狙ってやっていました。しかし、いろいろ試してみると結構アバウトなようで、結果としては頭に”反応”があるところなら、どこを刺しても目の動きがよくなることがわかりました。この方に関しては、という限定付きかもしれませんが。この症例で残念なことは効果が持続しないことです。鍼を刺している間はいいのですが、抜くと数時間で戻ってしまう。鍼を抜かずに刺しっぱなしにすればいいのかもしれませんが、そうはいかないのが辛いところです。
2023.03.16 00:50耳鳴りと心包経耳周りを見てみると、側頭部に異常反応があります。その異常を辿っていくと首から鎖骨、腕にまで続いていました。前腕をみると心包経に反応が集中しています。適当なところで引き針をし、それで側頭部の異常反応が取れました。耳鳴りも収まりました。普通、手の厥陰心包経は側頭部に行かないので、まったく理屈に合わないのですが現実は違うということが分かります。経絡を否定しているのではなく、図で示すほど絶対的ではないし、かなり個人差があるようです。