感覚に左右差があることがあるという話の続きです。
手や指先だけではなく、頭や背中の感覚をチェックすると、かなりの左右差があったりします。
さらに角度を変えてみると、”上下の差”がある場合もあります。
上半身の過敏さを”下”で治療することもあります。
けいれん性の疾患は中医学では血虚や陰虚による内風としてとらえたりしますが、曲泉穴や血海穴など、基本的にはへそから下で治しているのではないかと思います。
私はお腹で治療することが多いですが、それで実際に痙攣が減ったりします。
このように上下でのシーソー現象も当然ありますが、もっといえば表裏関係でも存在します。
そしてそれらを一体のものとして捉えていくのです。
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