「久しぶりに梅核気になった」という女性。
梅核気とは、ヒステリー球ともいわれる咽の違和感です。
漢方医に小柴胡湯に五苓散を処方されたものの、あまり効き目がないらしい。
梅核気とみるや、半夏厚朴湯を出すようなテンプレ処方がなされることが多いですがそうではない。ちゃんとした診察を受けた上での処方のよう。診察させて頂くと、確かに小柴胡湯も五苓散も良さそうな気配。
しかし、少腹急結による影響が大きく思われ、その処置をしてみると咽の違和感はその場で消失。ついでに頭痛も取れたという。ビンゴでした。薬方ならばもっとほかの処方ならよかったのかもしれない。
「病名」と「治療法」を固定化させることができないいい例です。
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