網膜色素変性症という病気があります。
視力が徐々に落ちているのを防ぐために来院される方たちがいます。
なぜか近隣の方は少なく、いつも遠方からお越しになります。熊本の奥の方から150分以上かけてこられる方もいました。皆さん一様に「もっと近かったら・・・」と仰いますが、近隣からは来ない。どうしてこういう現象がおこるのか不思議です。
それはともかく、鍼灸でできることはあるということです。
失われた視力を回復させるのは容易ではなく、かつ時間的・労力的・経済的コストがかさみます。しかも完全に回復するのは困難です。
なので今ある視力をできるだけ長く維持させる方が得策です。
そういう場合は頻繁に通院する必要はなく、月に1,2回の治療でいいと思います。長期的な話になりますので。
それでもなんだかんだで「来ている方が目が楽」ということで、1,2回ではなくもっと来たくなるもののようです。一回、4200円頂いているので安くはないのですが、お金には代えがたいということなのでしょう。
目の健康だけではなく、体調全体の管理にも繋がる点が鍼灸によるいいところです。
養生としての治療ともいえます。
0コメント