帯状疱疹と纏腰火丹

帯状疱疹は西洋医学における病名です。

西洋医学誕生前からも帯状疱疹はこの世に存在してます。

中国医学においては別の名で記録がありました。


調べたところ「纏腰火丹(てんようかたん)」というそうです。

『漢方用語大辞典』によれば蛇串瘡(だかんそう)、蛇丹(だたん)、火帯瘡(かたいそう)という別名もみえます。

同書には心肝経の火邪湿毒が凝結、または肺脾の湿熱によっておこると説明しており、たしかに灼熱感を伴う疼痛の性状、水疱の存在からも火や熱、湿のイメージはうなずけるものがあります。

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普通に鍼をしてもいいですが、わたしは火鍼をよく使います。

熱証に対して「お灸は厳禁」ということになっていますが使いようです。

上手く使えば、火をもって火を制することもできます。

探花逢源

福岡県福岡市 誠花堂院長のブログ