1mmも良くならない不調

色んな言い方ができるのですが、普段わたしは気血の状態を診ています。

気とは気です。血とは物理的な異常です。

そういう認識で診ています。


それらに異常が見つけられれば、そこにアタックしていくだけです。

それで好影響がみられるならば、それでよし。


気血さえ整えれば済むという点では、まだ軽いほうだといえます。


それらの所見で不調との関連や異常が明確でない場合は、難しい治療となります。

分からないなりにやっていく手段もあるのですが、それでも1mmも変わらない人がいます。

そうなるとわたしにはお手上げです。


あの手この手と限りを尽くしたものの、歯が立たないということはあります。

そんなケースの治療後。ひとつ面白い話を耳にしたことがありました。


わたしの所で取り切れなかった不調が後日、一度の催眠療法で取れたという人がいました。ご本人からの報告です。

潜在意識の深い所にツボがあったのだと言えます。 


その事はご本人もそれとなく口にしていましたし、私もそんな気はしていました。ただ、そこにアタックする手法が私にはありません。なので専門家の助けがいると思っていましたがつてがない。。その方はご自分で探し当てて赴かれたそうです。それが良い方向へ転んでくれたという話。

なにはともあれ楽になられて良かったです。私では太刀打ちできませんでしたが、なにかしらのヒントにはなったようで嬉しく思いました。


なにをやっても1mmも効かないような場合があります。

そして万能な治療はないと思っています。

西洋医学であっても。

鍼灸であっても。

催眠療法であっても。

食事療法であっても

。。。。。

。。。

いろいろな治療法があるという多様性は豊かさであり、患者にとっては福音だと私は思っています。

探花逢源

福岡県福岡市 誠花堂院長のブログ