手に汗握る展開。インドカレー店にて。

昼食時、中野のインドカレー屋さんに入った時のことです。

運ばれてきたカレーを一口、口に入れた瞬間にそれは始まりました。

急激に、、、催してきたのです。大のほうです。

それも特大の、とてつもないヤツです。

「カレーうまっ」と思いながらも、最後まで食べられそうにありません。


急いで席を立ち「トイレはどこか」と問うと、「店の外だ」というジェスチャーの印度人(?)店員は心配そうです。まるで、カレーを食べて腹を壊したかのような構図となり、大変申し訳ない気持ちでした。


カレーが原因じゃないことは、よくわかっていました。

その直前に、勉強のために新しい漢方薬を飲んでいたのです。おそらくそれです。


当時、旋覆花代赭石湯を勧められ飲んでいたのです。当時、わたしは自分を実験台にして漢方の勉強をしていました。それがテキメンに効いたというわけです。


大量の水毒が下りスッキリしたというか、ややぐったりしました。それくらい一気に出ました。

それまでも同じような経験を何度かしていたので、不安はありませんでした。段階的によくなっていましたが、この出来事を境にさらにぐっと手汗が引いていきました。

過去の因縁により蓄積されていた邪毒が排泄されたのでしょう。


ここで誤解ないよう注意がありますが、旋覆花代赭石湯は手汗を治す下剤ではありません。東洋医学の治療はそういうものではありません。病気や症状に対して処方があるわけではなく、その人に合わせた処方があるだけです。

なので、あなたが飲んでも効果は保証できませんし、悪化する可能性もありますので誤解なさらぬよう。


余談ですが、漢方はちゃんと専門の調剤薬局などで処方を受けることをおススメします。医師とて西洋医学には通じていても漢方は生かじりで、マニュアル片手で処方していたりする場合は多々あります。

登録販売者を頑張って取った人には悪いですが、その程度ではだめです。扱う方も飲む方も漢方を軽く見過ぎている風潮が気になります。


邪気が去り、余計な水がなくなったため、手から汗が出ることもなくなったという話でした。


探花逢源

福岡県福岡市 誠花堂院長のブログ