とあるOLさん。発熱後の消耗で「足に力が入りづらい」という。横になってもらい、実際に足指でグーをさせると力が抜ける、入りにくいという。
発熱した後は疲れます。気を消耗したということです。これを「気虚」というのですが、気とは単なる抽象的な概念ではありません。
このように気が虚した人のお腹に手を当てると、スーッと吸い込まれていくような何かがあります。私がそのまま手を当てていると「気持ちがいい」といいます。これぞまさに”手当”です。
私は鍼灸師なので、手当の代わりに温灸を使います。温灸で優しく気を補って上げると元気が出て、力が入るようになります。この時はおへそのあたりに箱灸をやってあげました。5分も経たずに、足指グーで力が入るようになりました。また、こういう人は甘いものを口に入れると力がでます。じゃあずっと甘いものを食べていればいいじゃないかということになりますが、甘いものに頼りがちになると別の問題が出てきます。
これも筋出力の低下のひとつですが、先述した物理的な障害や使い方の問題とは異なります。筋力のポテンシャルはあるけど、燃料がない状態とも言えるかもしれません。
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