ちょっと触れば分かること

原因不明の腹痛が10カ月ほど前から続くそうです。

大腸、胃、子宮・卵巣も検査して頂いたものの、原因がわからない。CTにもMRIにも映らない。血液検査をしても異常がない。気のせいでしょう、という話になりがちな話。

結局、一回の施術でほとんどよくなってしまった。ちょっと触ってみたら、「ここだ」というところがあったので。


私からみたら一目瞭然過ぎて、どうしてこれが分からないのかが分からない。

「散々検査してもらうことで、よく見て貰っている」と勘違いしがちですが、しかし、今の病院は本当に触診をしません。ハイテク機器で見ることの方がより正確で確実な、正規の医療であるような錯覚を持っている。

東洋医学的な触診と西洋医学の触診は見ているものがまったく違うので、触ればわかるとはまではいえませんが、ちょっとでも触ってみれば、少なくとも「なにかおかしい」くらいには気づけるチャンスがあると思うのですが、その、ちょっとですら触らない。


現代医療はこういう所で批判されているのですが、なにせドクターは一日に100人以上診ないといけない方も多く、暇じゃありません。

その点、鍼灸師はドクターに比べたら相対的に「暇」なので、しっかり触診するくらいの時間はあります。この事が現代ではえらく受けている。必要とされている点なのでしょう。

逆に言えば、触らない、触れない鍼灸師は、社会の医療資源としての価値は少ないと言えるかもしれない。

探花逢源

福岡県福岡市 薬院 誠花堂院長のブログ