東洋医学のおける病名では、口噤、または牙関緊急が食いしばりに該当します。
病理としては痙。
軽度の「痙」はまだいいですが、重症になると治療に難儀します。
瞬きを一秒間に10回くらいしている人もいます。
眠りについているのに半目が開く人もいます。
目が閉じないという症状です。眼が乾燥して慢性結膜炎の原因にもなります。
それを単なる目の病気として見ていると上手く治せない。それを痙として治療すると上手くいったりします。
首肩のこわばりを訴え、顔が赤く、手足に冷えがあると、風邪に初期と見間違うことがあると『金匱要略』ではいっています。こんな時は葛根湯を飲んだりしてはいけない。太陽傷寒であれば脈浮緊になるのがセオリーですがそうなってはいない。もし脈が沈遅であるならば、それは痙の可能性があることを考えます。
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