続きです。
そんなわけで幼少期に風邪を経るという体験をしておけたなら幸いです。その後の自身の風邪を経過する時に活かせます。お子さんがおられるのであれば、その横で経過を見守る時にいかせます。
「この風邪はいつもの風邪だ、2.3日で熱が下がるだろう」とか
「いつもと違う、変だ」
という勘を養うことになるからです。
わたしは風邪の時には当たり前のように風邪薬を飲むという普通の家庭で育ったので、風邪薬を飲むのを止めてみるのには相当な勇気がいりました。
医療者だからといって、必ずしも正しい判断ができるとは限りません。
その子を毎日見ている親だからこそ気づけることがあります。
だからそれを見ていない親にはできない。
勘は”養うもの”なのです。
現代人は理屈を優先しすぎて、勘を育てることをまったくして来ていない。
「勘はあてにならない」じゃなくて、あてになるような勘を磨いていくこともできるのです。
鍼灸師にもいえることです。
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