輪読会で、桂枝去芍薬可蜀漆竜骨牡蛎救逆湯の章を読み、不安神経症について話題が及んだ時のことです。
参加者のひとりから自体験を頂きました。
彼女は産後にディズニーのアイスショ―を見に行ったそうな。
しかし、なんだか調子が優れず暗闇が妙に怖かったそうです。
そして、いよいよミッキーが登場した時です。あまりに怖くて、動悸や息切れがし、冷や汗をかいて発狂しそうだったそうです。
自分でもなんだかおかしかったという。
そりゃあそうです。イットなら話は分かりますがミッキーですからね。
それで「これが驚狂ですか」という質問でした。
その時に診察しているわけではないから同一かどうかは分かりませんが、産後は下焦の虚により鬱になる人もいますから似たような状態になっていたのかもしれません。
怖くないものなのに、怖く見えてしまう。
そして、その原因が下腹部にあるという視点がおもしろいです。
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