歩くと飛べる

一日10km歩くという方がいます。

素晴らしい習慣です。

健康のためにしているというよりは、「頭がすっきりして考えがまとまるから」だそうです。


よーく理解できます。

毎日はできませんが、考えをまとめるために私も同じことをします。


身体をうごかして頭が空っぽになる時に、アイデアが「来る」感じがよくあります。

普通だったら、結びつきあわないような物事がくっ付きあって、通常では思いつかないような解決が思い浮かんだりします。酸欠になった頭の中でバグを起こす(笑)のかもしれません。いい意味での思考の飛躍が起こります。しかし、準備段階としてその前に、考えつくすほどの情報量が必要です。



悩みだって吹き飛んだりします。


現代人はその逆を生きています。

動かないで頭ばかりを使っている。

概念や理屈、思い込みの中でじっと悩んでいたりする。

それでは「来ない」。沸くのは妄想だけです。


それでは観えませんし、聴こえません。自然が感じられなくなっていく。

そうして原子感覚が失われて、生命体としては弱まっています。



あたま空っぽで行きましょう。

思考停止系でいきましょう。

アホであれ、というわけです。


その方がどんどん元気になっていきます。

鍼灸師であれば、良い鍼が打てるようになります。

探花逢源

福岡県福岡市 誠花堂院長のブログ