病名について考える

前回からの続きです。

「名医でさえ、診断的中率は60%程度」という話を、、、すみませんどこで読んだか失念してしまいましたが、そのような話を読んだことがあります。

実際、診断名は医師によってしばしば変わります。


理由は色々でしょうが、まず教科書通りの病人は来ません。

医学が各専門分野に分かれて細分化し過ぎたこともあり、全体像を把握することが難しくなっていたり、専門外の新知見に追い付かないというのもあるでしょう。それはお医者さんがどうという話ではなく、すでに医学知識の総量が人知を超えているのだと私は思っています。検査だって万能ではありませんし、病名を確定させるというのは簡単ではありません。

診断名だけを聞いて、物事を判断するのは早計だとわたしはおもいます。

探花逢源

福岡県福岡市 誠花堂院長のブログ