有形・無形を診る

昨日は勉強会でした。

ツボの取り方を練習しています。

これまでの参加者たちの様子を見ていると、そもそも人体に触り慣れていない事が気になります。現場であまり触れてきていないのか、勉強しすぎなのか、または按摩マッサージ指圧師の履修はしていないことも関係あるかもしれません。


わたしは学生時代に故:伏見富士子先生に経絡按摩を、戸ヶ崎正男先生に切経探穴法を教わりました。今わたしが当たり前のように皆さんのツボを見つけ出してみせますが、それは教えてくれた先人が幾人もいたからです。これまでたくさんの方から影響を受けてきました。

そのことを思い出させて貰いつつ、教える事の難しさと、今更ながら有難い日々だったなという感謝と、懸命に学んでいる参加者の姿をみながら、様々な事を考えさせられた一日でした。

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私達のグループでは、人体のエネルギー的な面に注目しながら診察していますが、そちらばかり見ようとすると、物理的な面がおろそかになりがちです。

どちらか片方ではよくありません。

気も診れるけど、肉体も診れる方がいい。

両方見れる感性を育んで貰いたい。

少数だからこそ、個人個人に合わせた課題を出すべきだなと。そんな一日でした。


勉強会の告知【専門家向け】



探花逢源

福岡県福岡市 誠花堂院長のブログ