2023.12.19 01:05ハートウォーミングな鍼鍼をしていたら、胸がポカポカ温まったそうです。体位性頻脈症候群(POTS)、持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)をお持ちの方で、新型コロナ感染後からの不調です。横から起き上がるとふらつきを覚え、身体を起こしておられない。この時に心拍数が大きく上昇。運転・歩行中、どこに視点を合わせたらいいか分からなくなる。イヤホンがダメで、大声で歌えない。悪天候で不調が増し、スマホも見れない。人込みでめまい。中途覚醒、寝汗、手の痺れ、足の脱力感。いろいろあります。起立性調節障害という病名をよく聞いた時期がありましたが、どちらも自律神経失調症の様相があります。治療法としてはなにも変わらない気がします。**鍼をした後、胸のあたりに感じていた寒々しさが失せ、胸が温まったそう...
2023.08.03 00:51熊本に行ってきました毎月、博多周辺で有志の方数名に鍼灸の稽古をしているのですが、今月は初の熊本大会でした。普段は古方漢方のテキストや江戸時代の鍼灸書を題材にしています。面白いですよ。さて。つねづね、学術道の三位一体と実践が大切だと説きはするものの、学問や技術的な指南ばかりで”道”に関わるような部分はまったくしてきていませんでした。なので、今回はそういった核となる部分について体操をしながらお話しました。教えることで学ばされる。教学相長とはこの事なんだなと感謝の気持ちです。打ち上げは通町筋にでてスペインバルで楽しいひと時😊旧友にも会えてよかった。*写真は体構えの稽古をしているところです。
2023.01.27 11:53ちゃんと座れない2ちゃんと座れていないAさんは大腸経に問題がありました。Bさんは帯脈です。Cさんは腎経に問題がありました。肝経あたりにでている人もいますし色々です。それぞれ違うというのが面白い所です。これを”証(しょう)”といいます。病名ではなく、それぞれの状態を示す言葉です。この辺はもっと観察していきたいところです。
2023.01.26 00:55ちゃんと座れない「思い切って、良い姿勢をしてみたら疲れなかった」というお言葉を頂きました。前回、姿勢の指導をしたのですが、真面目に実行してくれたようです。いい姿勢は本当は疲れません。いい姿勢が自然と取れるようになることが大切です。では、その”いい姿勢”とはいかなるものか。「これです」と言えるものではないのが伝えづらい所です。太極拳でも正しい形というものがありますが、しかし外からみた正しさと内的な正しさが一致するとは限りません。腰の角度はこう、背中を伸ばして、顎を引いて、、というのは型をならう上では間違いではないですが、もっと内的なものを頼りにする面が必要です。それを一緒にやってもらいました。
2023.01.10 02:155番ポジションが楽股関節から腰が辛いそうです。調べてみると、右大腿に強烈なねじれと緊張がありました。それが腹壁の浅い層を通じてターンアウトを制限している様子です。大腿筋膜張筋にも強い緊張と圧痛があります。ちなみにこういう緊張やコリを揉み解ぐす必要はまったくありません。施術後は大分、腰まわりが楽になったそうなので、バレエの5番ポジションを試めされました。とてもやりやすいそうです。”正しい形”、”理想の形”に実現しようする事は修練として必要だと思いますが、無理があるとかならずひずみがでます。それを重ねていくと膝や足関節を痛めてしまったりします。
2022.10.14 02:30背筋が伸びる3以前、紹介した椎間板ヘルニアによる腰痛と坐骨神経痛です。大分、まっすぐ座れるようになりました。肝経の反応が消えると陽明胃経の反応がメインに変わりました。衝陽(ST42)、大巨(ST27)、大杼(BL11)で背筋が伸びるようになりました。長時間、悪い姿勢でいると腰痛と坐骨神経痛が出てくるようです。背筋が伸ばせて、ちゃんと座れるようにしてあげると尻の圧迫感が消えます。身体が悪いと良い姿勢ができません。続きません。肝経、胃経の異常がその邪魔していたと言えます。
2022.10.12 23:15背筋が伸びる2背筋が伸びてとても喜ばれた例を思い出しました。年配女性で、とにかく強烈な湿熱があり、厚い黄苔まで出ていました。施術後、どんどん見違えるように元気に、そして若々しくなっていたのですが、これほどまでに変化していった例は体験がなかったので印象に残っています。
2022.10.12 05:25背筋が伸びてきた主訴は婦人科系の症状です。反応をみると腹ではない。三陰交でもない。たいてい、婦人科の不調はこういう所を治療することになっています。教科書的には。ただ、そこに"ある"感じはしません。それよりも督脈の異常が明らかなので、その異常がなくなるように治療を繰り返しました。
2022.10.07 05:27腰痛と坐骨神経痛主訴:右腰痛と坐骨神経痛長く坐わると負担が大きいようです。長時間座ることは確かに害ですが、ただ座り方の悪さも影響しています。いつもの姿勢をとって貰うと、明らかに重心に偏りがあります。全然まっすぐに座れていません。それなのに、まっすぐ座れているという認識でいます。ですが、その事に本人は自覚がありません。このように感覚と実際にはそうとう乖離がある場合があり、すごく面白いことだなと思います。