2026.02.26 02:50「腰の痛み」と「口臭」の意外な共通点。原因は身体に溜まった“食毒”だった? | 鍼灸院 誠花堂【主訴:右の鼠径部のあたり、やや外側と下腿が痛い・重い】確かに右腰まわりには筋緊張も強く、また神経痛特有の兆候もあります。東洋医学的な所見を取ると食毒が多く、これが今回の神経痛の原因だと思いました。「それと・・・」と本人が加えて言うには、自分の口臭が気になるという。ほらね。反対の左側を使って治療しました。それでほとんど楽になったのですが、面白いことがありました。2回目の施術の後には舌に現れていた異常所見も改善していたのです。私は鼻が悪いので未確認ではありますが、口臭もおそらく減じていたはずです。解剖学的な根拠を基にする現代鍼灸も私は好きですが、それだけだとこういう現象は説明不能で、古方にはまた違う面白さがあります。腰痛に対して腰に鍼をすることもあります...
2026.02.19 02:30オナラと発酵食息子のオナラが臭すぎたんです。もうなんと言えばいいのか・・・臭すぎて涙が出るというか、色が付いてそうなくらい臭い。我が子ながら「一体こいつ、普段なに食ってんだ・・」と言いたくなるほどに臭さでした。親の顔が見てみたいとはこのこと、か。あれは小5くらいの頃だったか。わざわざ私の傍に来て、いつものごとく、臭いオナラをまき散らして去っていく。私が「やめろ!!」と怒ると、それがまた面白いらしい。むしろエスカレートして、わざわざ扉まで閉めていく始末。「やめろと言っても駄目だな。喜ぶだけだ」と、一計を案じました。オナラ臭を無効化させてしまおう。鍼をしてもいいのですが、この時は「発酵食」を試すことにしました。調度この頃、栗生隆子さんの『ここからはじめる発酵食』(家の光...
2026.02.12 02:44細刺術の臨床応用と東洋医学的考察前回の記事の補足です。「秘伝『杉山新伝流』学術講習会資料2」によれば、細刺術は風寒暑湿の邪が皮下に留まり鬱滞して諸痛をなすものを治すとあり、基本的には痛む患部に行う優しい手技だといえます。例えば、関節痛なら関節に鍼管を当てて、その上から優しく鍼柄を叩打することで、関節内にある邪熱を外へ引き出して行くわけです。なので、今回の私の使い方は普通ではないですが、まぁ本来やり方は無限ですからこういう使い方もできる。風寒の邪による腰痛ではあるが、上・中脘は営衛の生ずる所、血気の基づく所でもああるから、営衛が補われたことにより腰痛回復の機転となったといえます。私が学んだ古方の考えからすると、こういう考え方はだめということになるのですが、実際の所、こういうやり方でもや...
2026.02.05 03:10筋・筋膜性腰痛に対して細刺術お風呂場で中腰になって掃除をしていたら腰を痛めたそうです。いわゆるぎっくり腰の範疇にあるといえます。現れた特徴からすると筋・筋膜性腰痛ですが、腰に直接鍼をするだけが鍼ではありません。別の視点からすると、風寒の邪を感受したことによる腰痛であり、やや内攻しています。病のメカニズムでは第三段階くらいにまで来ていた。ふと思いつき、大浦慈観先生に教えて頂いた細刺術を試みました。細刺術とは杉山真伝流の手技のひとつです。場所は中脘穴あたりです。お腹がゴロゴロ動き出し、ぐじゅぐじゅと音を立ててなにかが緩んでいく音がしました。これで筋・筋膜性腰痛は消失しました。10秒もしないうちに終了です。お腹に鍼をして腰の痛みが取れる。こういう事があるから、鍼は本当に面白い。腰痛に関...