天地が痞える

「胸がつかえる」という事にピンとこない方も多いとは思いますが、このように訴える方は意外と多いです。例えば「胸がつかえると寝れなくなる」等という不調があります。


つかえる、とは”痞”えると書きます。

「否」に「疒」で”痞”であり、”否”とは周易において「塞がる」の意味があります。痞えるとは塞がる病であり、天地陰陽の不調和を現しています。


天地「否」=䷋


”否”の反対は地天泰=䷊であり、天地陰陽が交流し安定した様を現します。地が上に在り、天が下にあり逆さまですが、それ故に循環がある。天が上に地が下にあるのは普通ですが、それだと極まった状態、つまり循環が立たれた状態を意味します。


人体においても同じことが起こりえるのですが、それを痞といいます。

痞の取り方はいろいろなので「ここのツボを取ればいい」とかそういう訳にはいきません。

それよりも先に考えるべきことがあります。

探花逢源

福岡県福岡市 誠花堂院長のブログ