輪読会の話をして、その続きです。
明日から使える技術セミナーみたいなものが活況の今、わたしたちがしていることは、世間様から見たら、愚鈍な集団にみえるかもしれないなと思う時があります。
でも、私は思います。
世間から愚かと言われるくらいがいい。鈍いくらいの方がいい。度が過ぎるのは困りますが、、、、わたしも若いころは随分、ばかにされたり笑われたりしてきました。そんな古臭いことをやってなんの意味があるのか。そんな金にもならない事に精を出してどうやって食べていくのか、、、そもそも鍼なんて本当に効くのか?? プラセボだろう、、、
さんざん言われました。普通はだれもこの価値に気づけないのです。だから、世間には笑わせておけばいい。
一心に邁進していくためには、中途半端な”聡さ”はむしろ弊害で、小賢しい知恵で立ち回り、メソッドをかき集めても砂上の楼閣です。色々知っていていて色々できるけど、本当のところは確信がない。臨床家としてはそれでは辛い。
これからの人たちには、
「一を以て貫く」
「水滴石を穿つ」という言葉を贈りたい。
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