BLANKEY JET CITYのDERRINGERです。
「透き通るってことは 宇宙に触れること」
とはその歌詞なのですが、こころの中にずっと残っていました。天人合一、純粋無欲。東洋の空、無の思想に近いものを感じがします。「ゾンビが愛を告白する時」というフレーズで始まるこの曲。ホラー映画のようなPVが気味悪くてまた良い。
実家の整理中、たくさんCDが出てきてしまいました。
そういえば古びたCDデッキの動作確認もしないといけなかった。
まだ使えるだろうか。
よし作業中断!これだけは聴こう、じゃなくて動作確認だ!
・・・最高です。
そして実家の整理は大変です。
このような過去の遺物を発掘してしまい、作業がまったく捗らないなんてよくある話です。しかし、今年はそうはいかない。思い出に浸るのはこれくらいにして、私は黙々と作業を進めていきます。
そう。今年こそ終わらせる。今年こそ捨てきる。
年始の特別版という訳で、お暇な方はわたしのどうでもいい青春にお付き合いください。
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おやおや? これは・・・?
あ~これは・・。
ああ~これはいかん。
今度は埃に塗れた『ロメオの心臓』が出てきてしまいました。
そういえばCDデッキはまだ使えるだろうか。
5分前には聴けたけど念のため、もう一度だけ動作確認しておこうか。
『古い灯台』
『ぼくはヤンキー』
『彼女は死んだ』
『君の手のひら』
左右のスピーカは音質良好。OKだ。音も大きくしてみよう。
『赤いタンバリン』のギターソロが最高。
よし、もう一回だ。
『幸せな人』も良い。
過ちもなく 悲しみもない世界
そんな世界が素敵だといえるのか 『幸せな人』
肯定的に生きるための言葉なのだと受け取りました。
ベンジーありがとう。
・・・あれ、もうこんな時間?
もういいや。仕分けしながら聴こう。
『VIOLET FIZZ』は隠れた名曲。まるで短編映画を見ているかのようです。
港の近くにある古い倉庫に行かないか
ぶ厚いコート着込んで
ひとかけらのチョコレートマイナスドライバーでドアをこじ開ければ
退廃的なくちづけ 交わすこともできる
hA.. 星に願いを もっと冷たい風の中へと 『VIOLET FIZZ』
フィルムノワールな情景が目に浮かび秀逸。
それにしても『ロメオの心臓』は名盤。
このジャケットの手触り感が捨てがたい。捨てられるわけがない。正に煩悩。とてもじゃないが透き通れない。いやいや色即是空、空即是色。透き通らなくても我はすでに宇宙そのもの。それでいいそれでいいんだ。悟ることなく泥にまみれて大地を這いつくばって今年も生きていこうではないか。・・・などとひとり禅問答(言い訳?)をしているうちに、どれも、これも、捨てられないまま貴重な半日が失われました。
結局、取っておくことにしました。
それだけの話です。
ちなみになんだかんだで、ほとんど片付きました^^
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皆様は正月をいかがお過ごしでしたか。
相変わらずのこんな私ですが、本年もより一層の精進を重ねて参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
本年は明日、1/5からです。
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